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日本の主な繊維産地

※地図上の産地位置は大まかな位置を記しておりますのでご了承ください

​※以下、産地の順番は都道府県コード順になります。産地説明文もFABRICa NIPPONチームの見解になりますので、ご了承ください。

米沢(山形県)産地

■「米沢織」や「白鷹紬」で知られる伝統的な絹織物産地で、精緻な技術に基づく織物づくりを継続
■合成繊維を活用した製品開発にも積極的で、フォーマルからカジュアルまで幅広いスタイルに対応
■高度な技術と伝統が融合し、国内外の市場で高い評価を得ている
■伝統と革新を併せ持つ産地として、今後も発展が期待されている

桐生(群馬県)産地

■古くから織物の町として発展し、高品質な絹織物や綿織物、レーヨンなど合成繊維の生産でも知られる産地
■ジャカード織や先染め織物をはじめ、日本人形の衣装用生地も製造し、和装から洋装と多様な用途に対応
■都心からのアクセスが良く、対面での商談を積極的に行う先駆的な産地としても注目されている
■伝統技術と現代的な感性を融合し、ファッションからインテリアまで幅広い製品を展開している

川俣(福島県)産地

■福島県川俣町を中心に発展した絹織物の一大産地で、薄手の羽二重織物「川俣シルク」が世界的に高評価
■最盛期には多数の織物業者が集まり、地域の基幹産業として栄えた歴史を持つ
■熟練の職人の手織り技術と最新染色技術を融合し、極薄シルク「フェアリーフェザー」など多彩な製品を展開
■和装から洋装まで幅広く対応し、伝統を守りながら新素材や技術の導入にも積極的に取り組んでいる

太田(群馬県)産地

■綿織物を中心に発展し、丈夫で使い勝手の良い生地を生産するとともに、戦後からは女性用セーターやカーディガンなど横編みニット製品の生産でも知られる産地
■小規模ながら高い技術力を持つ企業が集まり、ファッション性の高いニット製品を地域ブランド「オオタニット」として展開
■シャツ地やカジュアルウェア向けの多彩なデザインと風合いを追求し、幅広いニーズに対応
■伝統を守りつつ機能性素材の開発や新技術の導入にも積極的に取り組んでいる

足利(栃木県)産地

■江戸時代から続く歴史ある織物産地で、足利銘仙をはじめ絹織物やトーションレースの生産が盛んである
■先染めやジャカード織など高度な技術を駆使し、ファッションからインテリアまで幅広い素材を展開
■伝統技術と現代的デザインを融合させ、多彩な製品づくりに取り組んでいる

墨田(東京都)産地

■東京下町に根ざす織物・メリヤス(ニット)製品の産地で、染色やプリント技術を活かした多彩なテキスタイルを生産
■伝統技術と最新のデジタルプリントを融合し、個性豊かなファッション素材を提供
■少量多品種のオーダーメイド生産に強みを持ち、多様なニーズに柔軟に対応
■近年は国内市場だけでなく海外への輸出にも注力し、グローバル展開を進めている

新潟産地

■長岡市を中心に栃尾、見附、亀田など複数の地域から成る日本有数の繊維産地で、麻織物の最高級品・越後上布や小千谷縮、小千谷紬、塩沢紬が特に有名
■古くから養蚕や機織りが盛んで、近代には力織機導入や化合繊維の生産により産業が発展。ニットや布帛、亀田縞など伝統工芸も根付く
■丈夫で通気性に優れた生地づくりが特徴で、和装から見附を中心としたメンズカジュアルまで幅広く対応
■地域の職人技と最新技術を融合し、少量多品種生産に取り組みながら伝統を守りつつ新しい挑戦を続けている

福井産地

■古くから絹織物が盛んで、江戸時代には藩の財政を支える重要産業。明治期には輸出向け羽二重織物の生産が発展
■現在は合成繊維長繊維織物の生産が全国の約4割を占め、ファッション衣料から産業資材まで多様な分野に対応
■高品質な絹織物と機能性素材を幅広く生産し、北陸産地の中でも特にバリエーション豊かな企業が集積
■伝統と最新技術が融合し、ハイファッション市場でも高い需要を誇る繊維産地

富山産地

■長い歴史を持つ繊維産地で、伝統的な絹、綿、麻の技術を基盤に高品質な絹織物を中心に精緻な織物を生産
■合成繊維の産地としても発展し、機能性素材に特化。スポーツウェアや横編ニット製品、インテリア、カーシートなど多様な用途に対応
■産業用資材や高伸縮性の生地開発にも注力し、織物から経編(ニット)まで幅広く手掛ける
■伝統技術と先端技術を融合させ、多様なニーズに応える少量多品種生産体制を確立している

富士吉田(山梨県)産地

山梨県の織物産地は富士山麓の郡内地域(吉田市、西桂町、都留市、大月市、上野原市)に位置し、先染め・細番手・高密度の技術で全国的に有名 

伝統的な甲斐絹にルーツを持ち、現在では合成繊維を使ったネクタイ、ストール、傘地、服地、インテリア生地など、幅広い製品を生産

伝統を守りつつ、現代のニーズに応じた高品質な生地を提供

石川産地

■加賀友禅や金沢箔など伝統工芸と織物技術が融合し、絹織物を中心に染色や刺繍技術を活かした高級テキスタイルを生産
■ナイロンやポリエステルなど合成長繊維織物の生産が全国トップクラスで、国内シェアの約4割を占める産地としても知られる
■絹織物や人絹も高いシェアを誇り、糸加工から染色、縫製まで幅広い工程で繊維産業が展開。ファッションからスポーツ用途まで対応
■能登上布など伝統的な麻織物も有名で、伝統美と現代的感覚が調和した多様な製品を生み出している

遠州(静岡県)産地

■江戸時代から綿花の産地として栄え、明治以降は綿織物の一大産地に発展。特に遠州綿紬や別珍、コール天の生産で知られる
■丈夫で使い込むほど味わい深くなる素材が特徴で、日常使いからファッション用途まで幅広く対応
■浜松注染などの染色技術やコーデュロイの生産も盛んで、小規模ながらも柔軟に対応できる企業が多い産地
■伝統を守りつつ新技術・新素材の導入に積極的で、分業体制と職人技が融合し、少量多品種のニーズに応えている

尾州(愛知県・岐阜県)産地

日本最大の毛織物産地で、国内ウール総生産の約7割を占める産地で、ウール素材を中心に多様な製品を生産

梳毛や紡毛を使用した紳士・婦人服地、先染めツイードやジャージ素材が特徴

分業一貫体制で少量多品種の生産を行い、高品質な先染め・後染め生地を提供

伝統技術と新しい感性が融合し国内外で高評価

丹後(京都府)産地

■丹後半島を中心に広がる日本最大の絹織物産地で、特に「丹後ちりめん」の和装用白生地生産が国内の約7割を占める
■伝統の絹織物に加え、撚糸技術を活かし、近年は合成繊維を用いたちりめん製造にも注力している
■高精度な織機と職人の技術で、多彩な絹織物をフォーマルからカジュアルまで幅広く生産している

湖東(滋賀県)産地

湖東産地は、琵琶湖の多湿な気候のため、麻織物の製織・染色・仕上げに最適な環境 

近江上布や近江ちぢみなど、高級麻織物で知られるこの産地は、長い歴史を持つ国内有数の麻産地 

湿度が品質向上に寄与し、伝統技術を守りつつ現代的なデザインや素材開発にも取り組んでいて国内外で注目される産地

泉州(大阪府)産地

■江戸時代から綿織物の一大産地として発展し、特に吸水性に優れた泉州タオルの「後晒し」製法で全国的に知られる
■タオルや毛布のほか、高品質な獣毛素材(カシミアなど)の生産でも有名
■伝統技術と最新設備を活かし、多彩な織物を幅広い用途向けに生産している

京都産地

■日本の伝統織物の中心地として、絹織物や染織技術が息づく歴史ある産地
■西陣織や京友禅など、世界に誇る高級織物と染色技術に加え、デジタルプリントや手捺染プリントも盛んで多彩な製品を生産
■職人の高度な技術と最新技術の融合により、少量多品種で高品質な織物やプリント製品を提供
■伝統美と革新が調和し、国内外の高級ブランドから高い評価を受けている

播州(兵庫県)産地

■200年以上の歴史を持つ先染め綿織物の産地で、特にブラウスやYシャツ生地の生産に定評がある
■丈夫で風合い豊かな製品を生み出し、カジュアルからフォーマルまで幅広く対応
■アフガンストールやスカーフ生地の発祥地としても知られる
■多彩な技術を活かし、伝統と革新を融合させた製品づくりが特徴

和歌山産地

■紀州木綿を中心に伝統的な綿織物を生産し、丈夫で柔らかな風合いが特徴
■明治時代から続く丸編みニット生地の生産が盛んで、日本一の生産量を誇る
■紀ノ川の豊かな水と伝統技術を活かし、ジャージ素材など高品質なニット製品を製造
■衣料からインテリアまで幅広く対応し、国内外の高級ブランドにも採用されている 

備前(広島県・岡山県)産地

■綿織物を中心に発展してきた歴史ある繊維産地で、丈夫で風合い豊かな生地が特長
■先染めやジャカード織など多彩な技術を駆使し、衣料からインテリアまで幅広い用途に対応
■岡山県倉敷市児島を中心に、学生服、ジーンズ、ユニフォームなど多様な繊維製品を生産
■江戸時代から綿栽培が盛んで、真田紐や足袋の生産を起源とし、現在は織物から染色、アパレルまで一貫生産を行う一大産地となっている

高野口(和歌山県)産地

■和歌山県橋本市高野口町を中心に、橋本市、九度山町、かつらぎ町にまたがる繊維産地
■日本で唯一の総合パイルファブリック産地として知られ、江戸時代からの繊維産地の歴史を持つ
■明治時代には独自の「再織(さいおり)」や「シール織物」といったパイル織物技術が生まれ、世界的にも評価されている
■丈夫で風合い豊かなパイル織物を中心に、エコファーなど多彩な素材を生産し、衣料から生活雑貨まで幅広く対応

備後(広島県)産地

■綿織物の産地として長い歴史があり、丈夫で使いやすい生地づくりに定評がある
■先染め技術を活かした多様な織物を生産し、衣料からインテリアまで幅広く対応
■広島県福山市を中心に発展し、特にデニムやワーキングウェアの生産で知られる産地
■江戸時代からの綿花栽培と綿織物、明治時代以降の備後絣の生産を基盤に、現在は国内有数のデニム産地として成長している

備中(岡山県)産地

■江戸時代から続く綿織物産地で、特に藍染綿織物の伝統を受け継ぐ歴史ある地域
■世界的に知られるデニム生産の中心地として、丈夫で風合い豊かなジーンズ素材を生産
■高度な技術と伝統を活かし、多彩なデニム製品やカジュアル素材を展開
■多様なデザインニーズに応える製品づくりを行っている

■日本有数のタオル産地で、「今治タオル」として世界的に知られる地域
■江戸時代から綿織物の産地として栄え、明治時代にタオル生産が始まった歴史ある産地
■良質な軟水を使った「先晒し先染め」製法により、高い吸水性と柔らかな風合いを実現
■独自の品質基準「5秒ルール」を設け、品質管理を徹底し、多彩なデザインや機能性を追求

FABRICa Academy

〖FABRICa Academy〗
日本の素材と産地を学ぼう!Vol.01 ~スパン編~

〖FABRICa Academy〗
日本の素材と産地を学ぼう!Vol.02 ~フィラメント編~

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