今年2024年(令和6年)は、干支でいうと“辰(たつ)”年であることは、皆様ご存じの通りですが、この“辰年”とは、“十二支”というくらいで12種の動物で表されており“十二支”というくらいですので、干支の“支”の部分に当たります。
では、“干”の部分は?というと、こちらは“十干”と表現され、甲(きのえ)、乙(このと)、丙(ひのえ)と続く10種から構成されています。
なので、“干支”の詳細とは、10種と12種との組み合わせで表現され、10種と12種なので、60年で1周してくるということになります。
そして肝心な2024年は、“甲(きのえ)辰(たつ)”という年になります。そして、運気を五行で見た場合に、“甲(きのえ)”は“木”、“辰(たつ)”は土にあたり、あまり相性の良い組み合わせではないと言われています。
新装版 干支の活学 (安岡正篤人間学講話)より、著者の安岡氏によると
*“甲(きのえ)”は「革新の動きが始まる」の意味。
*“辰(たつ)”は「理想に向かって辛抱強く進めていく」の意味。
⇒甲辰の年は、
「旧体制を破り、新しい革新の動きを起こさなければいけない。そのために抵抗や妨害もあるが、困難と闘う努力をしながら慎重にすすめる」となるようです。
そして、“甲(きのえ)”が、“十干”のトップに当たることから、“スタート”も意味しており、“変化と共にスタートの年”と言えるとも言っております。
過去を辿ると、ちょうど60年前の“甲(きのえ)辰(たつ)”は、1964年。
この年に起きたことと言えば、wikipediaによると
*(2月)ビートルズが初訪米
*(3月)電卓(半導体化されたものとしては世界初)が、シャープ(当時の法人名は早川電機工業)より「CS-10A」として発表される。
*(4月)日本人の海外観光渡航自由化。
*(4月) 北日本航空、日東航空、富士航空の3社が合併、日本国内航空を設立。
*(4月)日本、OECDに正式加盟。
*(9月)アジアで初となる国際通貨基金及び世界銀行総会が東京(日本)で開催される。
*(9月) 東京モノレール開業。
*(10月)世界初の高速鉄道、東海道新幹線開業。
*(10月)日本武道館開館。
*(10月)アジアで初開催となる夏季オリンピック(第18回大会)が東京(日本)で開会する(東京オリンピック)。
と、日本国内は初のアジア開催オリンピック“東京オリンピック”に焦点を合わせて、戦後復興の象徴的イベントを成功させるためにほとんどの国民が、日常生活を大きく変化させて年でした。
すでにAfterコロナとなり我々の日常も変化を余儀なくされ、新しい日常に慣れ始めているところですが、さらなる変化が起こる年なのかもしれません。というのも、2024年は、世界中で“選挙”が行われる珍しい年に当たっています。世界人口の半数以上が投票を行う“選挙YEAR”と言われております。各国の指導者が変われば、それに伴い自国はもちろんのこと、世界中の人々にも変化が訪れるのではないでしょうか?
是非とも、良き方向に変化する明るい年になってほしいものです。
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